接戦を制して3連勝の広島・新井監督「僅差の試合を勝ち切っていくとチームとしても力が付いてくる」
「阪神0-1広島」(20日、甲子園球場)
広島が延長戦を制して3連勝。1961年の球団記録に並ぶ甲子園6連勝を飾り、首位をキープした。
延長十一回は四球と犠打に相手失策が絡み、無死満塁から小園の中犠飛で決勝点を奪った。先発・大瀬良は勝敗こそ付かなかったが、7回無失点の好投。防御率は0・82まで良化させ、自身の前半戦最終登板を終えた。チームは2年ぶりに3戦連続完封勝ち。試合後の新井貴浩監督(47)の一問一答は以下の通り。
◇ ◇
-最後は小園が追い込まれながら犠飛。
「そうやね。彼の気持ちが出ていた打席だったと思いますよ。ナイスバッティング」
-無安打で1点を奪う、カープらしい攻撃。
「今日も粘り勝ちかなっていう、そんな試合だったですね。まずは大地が今日も素晴らしい投球でアツ(会沢)も最後までマスクをかぶって点を与えていないわけだから、本当にナイスゲームだったと思いますよ」
-投手が最少失点で打線が少ないチャンスをものにする形は、目指している野球。
「そうね。今年、自分たちがやっている戦い方ですよね。ロースコアで僅差の試合を勝ち切っていくとチームとしても力が付いてくる。こういう展開になると一つのミスが命取りになるし、そういった中で球際を攻めていかないといけないし。しびれる展開でロースコアを勝ち切っていく中で、選手もチームも戦いながら強くなっていると思います」
-甲子園6連勝は1961年以来。昨年は2勝9敗1分けだった。
「去年はそんなに良くなかったでしょ。そういうのを選手は分かっていると思うし、なお今年やるぞと思ってくれていると思います」