大敗にも広島・新井監督「1敗は1敗」 6年ぶりの首位ターンならずも2位で前半戦折り返し
「阪神12-3広島」(21日、甲子園球場)
広島は投手陣が崩れ今季初の2桁失点で大敗。連勝は3で止まり、18年以来6年ぶりの首位ターンを逃した。先発の九里が今季最短の2回2/3を6失点KOで6敗目。チームは2年連続の2位で前半戦を折り返した。以下、新井貴浩監督(47)の一問一答。
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-7月3日以来の先発となった九里はリズムに乗れないまま崩れた。
「登板間隔が空いたので、逆に難しいところがあったのかなと。体もちょっと重そうだった。元々(間隔を)詰めて投げたほうがいいタイプ。今日で前半戦が終わったから、リセットして後半戦に向けて備えてほしい」
-打線も劣勢の中で11安打。九回は途中出場の大盛が適時打、二俣が9球目を選んで四球。
「ヒットは出ている。後から出た大盛もマティ(二俣)も、いいものを見せてくれた」
-二回は1死一、三塁から矢野の適時内野安打で先制。三走・坂倉もスタートを切るエンドランで得点。
「こちらが意図していることを、みんなしっかりやってくれた」
-三塁走者が“ギャンブルスタート”ではなくエンドラン。
「そうだね。二遊間も下がっていたし、そこは相手投手を見ながら。制球も良いし。あとは矢野なので。しっかりサイン通りに動いてくれて取れた先制点だった」
-今季ワーストの12失点。
「何点差だろうが、1敗は1敗。ただレフトスタンドで暑い中、最後まで応援してくれたファンのみなさんに『ありがとうございました』と。そういう試合だった」