広島 坂倉が57年ぶり史上3人目の球宴グランドスラム バックスクリーンへ逆転弾ズドン 度会抗議シーンも後押しに
「マイナビオールスターゲーム2024・第2戦、全セ-全パ」(24日、神宮球場)
広島の坂倉が2点を追う二回、2死満塁で迎えた第1打席でセンターへ逆転のグランドスラムを放った。
2死満塁からの第1打席。直球を完璧に捉えた打球はセンターへ高々と舞い上がった。打球はバックスクリーンに飛び込み、1967年の大杉勝男以来、57年ぶり史上3人目の球宴グランドスラムだ。
「良い感じで振り抜けたのでよかったと思います」と語った坂倉。「(サンタナが)止まってくれたので、よしいったろうと思った」と明かし、ベンチでは新井監督から「シーズンで打ってくれと言われました」と告げられたことを語った。
直前にはDeNAのドラフト1位・度会が左飛へ特大の飛球を放ったが、三塁走者のヤクルト・サンタナが足を負傷しておりタッチアップできず。思わず指さして助っ人に抗議すると、サンタナはヘルメットをとってペコリと頭を下げた。
そんな珍事も後押しとなって生まれた満塁弾。神宮球場は大歓声に包まれていた。