安仁屋宗八氏「人間的にも最高の人」 86年の優勝時は監督とコーチ 阿南氏を悼む

 広島は31日、球団OBで元監督の阿南準郎氏(本名潤一)が30日に死去したと発表した。86歳。監督とコーチの関係で86年のリーグ優勝を味わったデイリースポーツ評論家・安仁屋宗八氏(79)が故人を悼んだ。

  ◇  ◇

 体を悪くしていたとは聞いていたけど、そこまでとは思わなかったから、びっくり。「うそやろ?」と。阿南さんには現役時代からかわいがってもらったから。ただOB会にはよく出ていたのに、この4、5年姿を見なかったね。

 古葉さんが監督をやっていた時代から、ピッチャーのことはコーチのワシに任せてくれて、阿南さんに代わってもそこは引き継いでくれた。ものすごくコーチとしてやりやすかった。

 日南キャンプの休みの前とか、古葉さんと阿南さんとでよく遊びに行ったよ。カラオケも上手だったし、そういえば字も達筆だった。

 トランプやゴルフ、将棋なんかもやったけど、それは負けず嫌いでね。将棋も強かった。

 1986年に優勝した時も監督とコーチの間柄で「お前のおかげで優勝させてもらった」と何度か言ってもらえた。コミュニケーションを取りやすい、人間的にも最高の人でしたね。

 心から、ご冥福をお祈りいたします。

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