広島・新井監督「いい野球できている」 今季16度目零敗、連勝7でストップにも前向き

 「巨人5-0広島」(8日、東京ドーム)

 相手エースを打ち崩すのは、やはり容易ではなかった。最後まで本塁が遠く、引き分けを挟んでの連勝は7で止まった。戸郷に9回完封勝利を献上し、今季16度目の完封負け。広島・新井貴浩監督(47)は「立ち上がりから飛ばしているように見えた。いい投手に、いいピッチングをされた」と潔く敗戦を受け止めた。

 こじ開けようとした重い扉を封じられた。三回は1死から秋山が右前打で出塁し、続く矢野の2球目にヒットエンドランを敢行した。だが捕手・大城卓は外角にピッチドアウト。矢野のバットは空を切り、スタートを切っていた秋山は盗塁死で好機の芽がしぼんだ。指揮官は「大城(卓)の動きを見て、なるほどなと思いました」と、このシーンを振り返った。

 機動力も絡めて難敵攻略を目指したが、散発5安打と打線が沈黙。2試合連続2桁安打の勢いを止められた。試合前時点で戸郷に今季、10打数5安打だった野間は「両サイドの真っすぐをコースに決められた」と印象を語った。

 チームは8月初黒星で9連戦最初のカードは1勝1敗1分け。新井監督は「ビジターでみんなよく頑張ったカードだと思うし、いい野球できていると思う。あと残り6つ試合があるので、また明日に備えたい」と手応えを口にしつつ次戦に視線を向けた。9日からは3位・阪神と3連戦が控える。これまで通りの全員野球で、虎を突き放す。

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