広島 アドゥワが驚異の粘りも六回に先制打献上で降板 六回途中10安打1失点で戸郷と投手戦展開

 6回、降板したアドゥワ(右)をねぎらう新井監督
 6回、降板するアドゥワ
 6回、降板するアドゥワ
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 「巨人-広島」(22日、東京ドーム)

 広島の先発・アドゥワ誠投手が六回途中を投げ、今季自己ワーストタイの10安打を浴びながらも1失点で降板した。初回から4イニング連続得点圏のピンチを背負う中、粘りの投球を見せたが、六回に先制打を献上して降板となった。

 序盤は堅守に助けられた。初回2死二塁でモンテスの三塁へのゴロを三塁手・小園がダイビングキャッチ。飛び出した二走・丸を挟殺プレーに持ち込んでアウトにすると、後続を断って切り抜けた。二回は1死満塁から戸郷のゴロをまたしても小園が捕球して本塁へ素早く送球。本塁併殺打となり、ギリギリのところで踏みとどまった。

 三回は2死一、二塁とするも、大城を投ゴロ。四回は2死二、三塁で丸を空振り三振に斬った。五回はようやく3者凡退に封じた。相手先発・戸郷との息詰まる投手戦を展開した。

 打線の援護がないままで迎えた六回は1死から坂本、門脇に連打され、一、二塁から浅野に右前への先制適時打を許した。表情は変えなかった右腕。2死二、三塁で降板となり、ベンチで新井監督に力投を労われた際には若干悔しげな表情を浮かべた。

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