広島が逆転負けで8月初のカード負け越し 2位・巨人と1差に 先発の森が4回5失点と崩れる

 「広島5-7阪神」(25日、マツダスタジアム)

 首位・広島が逆転負けで8カードぶり、8月に入ってからは初めてのカード負け越しを喫した。2位・巨人とは再び1差になった。

 今季2度目の登板となった先発・森が2点リードの三回に暗転した。2死から近本、中野に連打で一、二塁のピンチを招くと、森下にフルカウントから高めのカットボールを痛打されて左翼席への逆転3ランを被弾。さらに捕手・石原の捕逸も重なり、大山にも左前適時打を浴びた。

 左腕は四回にも先頭・坂本に四球を献上し、2死三塁から近本に中前適時打を食らった。4回7安打5失点(自責4)で降板。前回登板の9日の同戦では5回3安打1失点で今季初勝利をあげていたが、今回はリベンジされる形になった。

 打線は初回に2死満塁の好機を迎えると、菊池が左前への先制2点適時打。天敵となっている相手先発・大竹から幸先良く得点をあげるも、二回以降は立ち直りを許した。10日の同戦で大竹に対してチーム初勝利を挙げていたものの、この日は打ち崩すことができず、通算対戦成績は1勝9敗に。これで大竹にはマツダスタジアムで7戦7敗となった。

 ただ、大竹がマウンドを降りた七回に奮起。無死一、二塁から代打・堂林が中前適時打。野間の一ゴロの間にさらに1点を返すと、小園にも中前適時打が生まれて、2点差に詰め寄った。

 この敗戦で8月に入って初めてのカード負け越しが決定。この日は上位3チームの中で“1人負け”となり、2位・巨人とは1差、3位・阪神とは4差になった。

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