中日に弱い広島 痛恨敗戦で首位陥落 鬼門の中日本拠地で2カード連続負け越し 巨人が首位浮上
「中日5-1広島」(29日、バンテリンドーム)
広島が鬼門・バンテリンドームで敗戦し、首位陥落となった。2位は7月31日以来。2カード連続負け越しで勢いに陰りが見られ始めた。
新井監督は0-2の五回に勝負手を打った。坂倉、堂林の2者連続長打で1点を返し、なおも1死三塁で矢野がスクイズを敢行。しかしファウルとなり、矢野は投ゴロに倒れた。さらに指揮官は2死二塁で投手・九里に打席が回ったところで代打に上本を起用した。
ロースコアが続く同球場での試合、相手の勝ちパターンが強力であること、翌30日の中止が決定しており、中継ぎ陣がつぎ込めることを考慮したのか、早めに仕掛けてたが、上本は左飛に倒れ、絶好の同点機を逸した。
先発・九里は三回まで盤石に近い投球を披露していたが、四回に暗転した。2死一塁から宇佐見に内角への落ち球を捉えられ、右翼への先制2ランを被弾した。五回に打席が回って来たところで代打を送られ、4回3安打2失点で8敗目を喫した。
六回に3番手としてマウンドに上がった森浦もカリステ、細川に連打され、宇佐見に中犠飛とされて手痛い追加点を与えた。左腕は6月8日・ロッテ戦以来、22戦ぶりの失点となった。八回にもコルニエルが細川にダメ押しの2ランを許した。
これで中日との対戦成績は、リーグ唯一の負け越しで7勝11敗1分けに。バンテリンドームでは3勝7敗1分けになった。