広島 新井監督が2年ぶり一発の矢野に「修正してやってほしい(笑)」「振りが大きくならないように」打った直後は「ビックリしちゃいました」

 7回、左越えソロを放った菊池を笑顔で出迎える新井監督(撮影・市尻達拡)
 7回、右越えソロを放った矢野(撮影・市尻達拡)
 お立ち台でポーズをとる(左から)大瀬良、末包、矢野(撮影・市尻達拡)
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 「広島7-0ヤクルト」(31日、マツダスタジアム)

 2位・広島が大勝し、敗れた巨人に代わって首位を奪回した。先発・大瀬良が7回1安打無失点で6勝目。これでマツダスタジアムでは通算45勝目となり、歴代最多の前田健太(現タイガース)に並んだ。

 打線は四回に、末包と矢野の適時打で先制に成功。七回は菊池、矢野の2者連続本塁打などで試合を決めた。広島は8月を15勝9敗1分けで終え、いよいよ勝負の9月戦線に臨む。以下、新井貴浩監督(47)の談話。

 (テレビインタビューで)

 -大瀬良は初回の1安打だけだった。

 「序盤は球数が多かったんですけど、徐々に修正して、今日も素晴らしい、何も言うことがないピッチングだったと思います」

 -四回は小園が初球打ちで二塁打を放ち、末包が先制打。

 「小園もスエも、最近なかなか思うようなスイングができてなかったと思うんですけど、今日2人ともいいスイングでしたし、これをきっかけに、どんどん調子を上げてもらいたいですね」

 -追加点は矢野選手の適時打。

 「タイムリーも大きかったですし、その次の打席(本塁打)もねぇ、ちょっとビックリしちゃいましたね」

 -矢野は師匠の菊池に続く2年ぶりの一発。

 「キクはツボがありますんでね。浮いてきたら一発がありますし、ナイスバッティングだったですね。矢野くんはですね、またね、ちゃんと明日修正してやってほしいですね(笑)。振りが大きくならないように。でも、素晴らしいスイングだったですね」

 -明日から勝負の9月の戦い。

 「今日で30試合切りましたね。まぁ周りはコントロールできないので、自分たちはしっかり準備をしてね。自分たち(のこと)はコントロールできると思いますんで目の前の1試合1試合を、ウチらしく全員野球で戦っていきたいと思います」

 (ペン囲みで)

 -大瀬良は四隅に全球種を使い分けながら投球を組み立てた。

 「言うことないね。序盤ちょっと球数多かったんで、どうかなと思ったんけど、マウンド上で修正しながら。素晴らしいピッチングだった。またアツ(会沢)もいいリードだったと思う」

 -2連敗中だった相手先発・高橋を攻略。

 「ずっといいピッチングをされていたんで。今日ね、(ヒットの)本数以上にみんな捉えた当たりも多かった。また次の対戦につながるんじゃないかなと。そんなバッティングだった」

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