広島・小園が奮闘 6戦連続安打&3戦連続マルチ「勝利に貢献できる一打が打てれば」

 3回、二塁打を放つ小園(撮影・市尻達拡)
 1回、右前打を放った小園(撮影・市尻達拡)
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 「広島0-3中日」(6日、マツダスタジアム)

 悪い流れを断ち切りたい-。その思いを広島・小園海斗内野手がバットに込め、結果で示した。今季19度目の完封負けを喫した赤ヘル打線の中で、3試合連続マルチ安打と孤軍奮闘。連敗阻止に向け、先陣を切ったが報われなかった。

 「流れを変えられるようにまた明日からできればいいかなと思います」

 初回1死一塁で打席へ。1ストライクから松葉の138キロ直球を右前に運び、6試合連続安打をマーク。三回2死でも右翼へのエンタイトル二塁打で好機を演出したが、後続が続かなかった。左腕に対しては今季13打数5安打、打率・385と好相性。「いい対応ができた」とうなずいた。

 この日の一戦でプロ通算500試合出場に到達。今季はチームで唯一、全試合に出続けている。「使ってもらっていますし、けがもなくできているのでそこだけかなと思います。続けていけるように」。今やチームに欠かせない若鯉にとっては通過点に過ぎない。

 勝負の9月を迎え、自身は全5試合で安打を放つも、チームは1勝4敗となかなか勝利につながらない。「勝利に貢献できる一打が打てれば」と欲しているのは、ここぞの場面での一本。「まだまだ(優勝の)チャンスはある。最後まで諦めずにやればいける」。下を向いている時間はない。重苦しい雰囲気を振り払う一打で、チームを上昇気流に乗せていく。

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