「広島－中日」（７日、マツダスタジアム）

　広島の坂倉が四回に先制の１０号ソロを放った。これで２０２１年から４年連続で２桁本塁打に到達した。

　「亜蓮さんが頑張っているので先に点をとることができて良かったです」と坂倉。２イニング連続で得点圏の好機を逸した後の四回２死。前の打席でラッキーなポテン二塁打を放っていた坂倉は、マウンド上の福谷の５球目インハイ直球を強振した。打球は快晴の空へ高く舞い上がり右翼スタンドに飛び込んでいった。久々の先制にベンチのカープナインも総立ちとなった。

　マウンドの福谷は快音が響いた直後、がっくりと肩を落として両手を膝についた。この日からマツダスタジアムでのデーゲーム開催が再開。試合開始時刻である１４時の広島市の気温は３３度で真夏日となっている。４連敗中の中、５試合ぶりに先制点を奪う貴重な一発となった。