広島 真夏日のデーゲームで連敗止めた!14試合残して3年連続の本拠地勝ち越し決定 坂倉V弾 救援陣が最少リード守り切る
「広島2-1中日」(7日、マツダスタジアム)
広島がロースコアの接戦を制して連敗を4で止めた。2点を守り抜き、3年連続本拠地でのシーズン勝ち越しが決定した。
連敗中の重い雰囲気を坂倉が一振りで吹き飛ばした。0-0で迎えた四回2死から福谷の直球を強振。気温34度、真夏日の空に舞い上がった打球は右翼スタンドに飛び込み、先制の10号ソロとなった。先制は5戦ぶり。坂倉は4年連続シーズン2桁本塁打に到達した。
さらに五回1死二塁から秋山が右前への追加点となる適時打をマーク。送球間に二塁ベースへ滑り込んだベテランは力強く手をたたいて、気合を表現した。
投げては先発・九里が七回途中5安打1失点の好投で7勝目を挙げた。序盤は完全投球を披露。四回は2死三塁で4番・細川を空振り三振に仕留めて大きな雄たけびをあげた。2点リードの七回は2死から3連打されて1点を返されたところで降板。ベンチに戻る際には悔しさを爆発させるように吠えたが、あとを受けたハーンが火消しに成功した。
お立ち台で「何とか先制点を与えないように。抑えられていない試合が続いていたので、何とかゼロで抑えて」と振り返った。イニング途中での降板になったことには「投げきりたかったですし、交代と言われるまで投げきろうと。たくさんいい打球を打たれたんですけど、野手のみなさんに感謝です」と語った九里。「1球、1球、魂を込めて投げていきたい」と次戦を見据えた。
これで今季のマツダスタジアムでの成績は35勝19敗3分けとなり、14試合を残してシーズン勝ち越しが決定した。