広島・新井監督が四回に勝負手 2点差に迫ったところで代打の切り札・松山を昇格即起用 先発・玉村は3回3失点

 ベンチから戦況を見つめる新井監督(撮影・市尻達拡)
 1回、村松のタイムリー二塁打で先制を許した玉村と石原(撮影・市尻達拡)
 4回、左前タイムリーを放った末包は力強く拳を握る(撮影・市尻達拡)
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 「広島-中日」(8日、マツダスタジアム)

 広島・新井貴浩監督が四回の攻撃で勝負手に打って出た。2点差に迫ったところで、この日1軍に再昇格したばかりの松山竜平外野手を代打起用した。

 0-4で迎えた四回は末包の左前適時打と、石原の三ゴロの間に得点し、2点を返した。なおも2死三塁の局面で、指揮官はチーム最年長の代打の切り札・松山を起用。大歓声の中で打席に立った松山は相手先発・柳に対して、右翼へ鋭いファウルを放つも、追い込まれてから直球に詰まり右飛に倒れた。

 松山は試合前の時点で今季59試合に出場し、打率・194、1本塁打10打点。代打起用が主だったが、8月14日に登録を抹消されていた。その後はウエスタンで10試合に出場。4日・阪神戦(鳴尾浜)では三塁打を含む2安打を放っていた。

 試合は先発・玉村が初回に細川に2ランを浴びるなどして3失点。左腕を3回5安打3失点で降板させ、早めの継投に打って出た。

 チームは現在2位で、首位・巨人を1差で追っている。

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