広島・森下が6回途中4失点で降板 自身8連勝中のお得意様も粘りきれず

 「広島-巨人」(10日、マツダスタジアム)

 広島・森下暢仁投手が5回2/3を投げ、7安打4失点で降板。自身8連勝中のお得意様相手に、リードを許したままマウンドを降りた。

 初回に先制パンチを食らった。1死から坂本に真ん中の145キロ直球を左翼席に運ばれ、前回登板の3日・DeNA戦に続く2試合連続での初回失点となった。

 しかし、その後はカーブの割合を増やし、巨人打線に的を絞らせない。五回2死一、二塁では、坂本の打球を左翼手・末包がフェンス際でスライディングキャッチするなど好守もあり、五回までは0を並べた。

 迎えた六回。簡単に2死とするも、落とし穴が待っていた。モンテスに右前打を浴びると、浅野には死球。続く門脇には左中間への2点適時二塁打を許す。小林は申告敬遠で歩かせ2死一、三塁とし、代打・秋広にも適時中前打。ここで新井監督がベンチを出て交代を告げた。マウンドを降りる際は、拍手が送られたが顔はうつむいたままだった。

 この日からの7連戦初戦を任され「いい準備はできている。次の試合につなげるようにしたい」と意気込んでいた一戦。先発の役割を果たせず悔しい登板となってしまった。

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