広島まさかの9回一挙9失点 栗林の6失点KOに帰宅する鯉党続出 打者6人アウト取れず逆転許す 新井監督「そういう日もある」
「広島2-9巨人」(11日、マツダスタジアム)
広島が2点リードの九回に逆転を許し、痛恨の敗戦。守護神・栗林が痛恨の失点を重ねた。森浦、大道も猛攻を止められず、この回だけで一挙9失点の悪夢となった。
栗林は2-0で迎えた九回から登板。先頭の代打・中山、丸に連続四球を与え、坂本には左前打で無死満塁に。ここでベンチから新井監督が出てきて、直接マウンドへと赴いた。栗林の背中に手を置き、ナインに語りかけるように言葉をかけたが、栗林は次打者・吉川に押し出し死球を献上。1-2とされた。
さらに、岡本和に追い込みながらも左前へと運ばれて同点適時打とされた。モンテスにも押し出し四球を与えて、逆転を許した。
結局、栗林は打者6人ひとつもアウトを取れず、6失点でKO。悪夢の光景に本拠地は騒然となり、席を立つ鯉党も続出した。
結局、森浦、大道も流れを止められず、この回だけで一挙9失点となった。その裏、あっさり三者凡退で終わり敗戦が決まった。
試合後、新井監督は「そういう日もあるでしょう、栗林と言えども。残り試合少ないので引きずることなく、スパッと切り替えて明日も球場に来てほしい」と語ったが、カープファンも騒然となるきつい1敗で、巨人とのゲーム差は3となった。