広島・菊池涼介内野手（３４）が８月度の「スカパー！サヨナラ賞」を自身初受賞した。

　菊池は８月１４日・ＤｅＮＡ戦（マツダ）で２点を追う九回１死一、二塁に森原から逆転サヨナラ３ランを放った。ホームインした後、新井監督と抱き合う姿も印象的だった。この日は、平和を願う「ピースナイター」として試合が行われていた。

　マツダスタジアム内で行われた授賞式に参加した菊池は「本当にうれしい。僕の思いというよりは、皆さんの思いも乗って打球が飛んでいったんじゃないかなと思います」とコメント。印象に残っていることを問われると「うちのお兄ちゃん（新井監督）が『こいこいこい』とやっていることが印象に残っていますね。（抱き合って）なんとなく懐かしい感じがしました」と振り返った。

　チームは６年ぶりの優勝へ、踏ん張りどころを迎えている。「久しぶりに緊張感がある終盤になってきている。（優勝を）経験していない若い子たちもたくさんいるので、その中で僕たち経験者がなんとか引っ張っていけるように」と話した。