「阪神３－２広島」（１４日、甲子園球場）

　３点リードの七回、広島にまさかの悪夢が襲った。

　この回からマウンドに上がった島内が先頭の森下に死球を与えた。続く大山は平凡な投ゴロに打ち取り、併殺打かと思われたが島内の二塁への送球が逸れ、走者を残す形になってしまった。

　その後、佐藤輝の右前打、代打・前川の四球で満塁のピンチを迎えたところで新井監督は左腕・森浦にスイッチ。だが梅野に押し出し四球を与えてしまうと、木浪の打球を菊池がうまく処理して二塁にグラブトスしたが矢野が落球して１点差に迫られた（記録は矢野の失策）。

　なおも満塁から代打・原口に左前適時打を浴びて試合は振り出しに。連敗中の悪い流れを象徴するかのように、リードを守ることができなかった。

　九回は黒原が連続四死球でピンチを広げ、中野にサヨナラの中前適時打を浴び今季ワースト６連敗。２位・阪神とは２ゲーム差に開いた。