広島・新井監督 乱闘騒ぎに「お互いに真剣勝負をやっているので」「それも野球の一部だと」秋山への死球巡って激高

 「広島10-2DeNA」(15日、マツダスタジアム)

 広島の新井貴浩監督は試合後、七回に勃発した秋山への死球による乱闘騒ぎについて「まあまあまあ。お互いに真剣勝負をやっているので、それも野球の一部だと思います」と明かした。

 七回、先頭の秋山が右膝付近に死球を受けた。直後、新井監督がDeNAベンチを指さして激高。何かを言われたとみられ、ジェスチャーを交えながら「出てこい!」と怒りをにじませた。これに両軍ベンチから選手、首脳陣が飛び出し一触即発の状況に。指揮官はバックネット付近でウイックと激しく言い争う形となった。

 審判員から警告が発せられる異様な雰囲気となったゲーム。それでもドラフト1位・常広が5回1失点でプロ初登板初勝利をあげ、連敗を6で止めた。新井監督は「緊張したと思うんですけど、ナイスピッチングでした。腕もしっかり振れていたし、結果を気にせず腕を振ればいいよということを言っていたので」と語った。

 その上で「彼にとっては本当に忘れられないデビュー戦だったと思います。結果どうこうじゃなく本人にとってはプラスしかない」と評価。記念撮影時には「ナイスピッチングと声をかけました」と明かしていた。打線についても「後ろの打者につなぐ姿勢がね。昨日の試合から形が見えつつあった。素晴らしい攻撃をしてくれた」とたたえていた。

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