「広島２－１１ＤｅＮＡ」（１６日、マツダスタジアム）

　広島の森下暢仁投手が先発するも、２回までに６失点を喫した。最終的に５回６失点でマウンドを降りた。

　立ち上がりからボールが高めに浮き、ＤｅＮＡ打線につかまった。初回に１死から牧に左翼へ先制ソロを被弾すると、坂倉の一発で同点に追いついた直後の二回にはまさかの展開が待っていた。

　宮崎、桑原の連打で無死一、三塁のピンチを背負うと、伊藤光に勝ち越しの適時打を許した。さらに続く森のスクイズが適時内野安打となり２点目を失うと、東の犠打をはさんで、梶原＆佐野にもタイムリーを浴びて一挙５失点となった。

　中５日で先発マウンドに上がった右腕。９月に入ってからはやや調子を落とす形となっており、３日・ＤｅＮＡ戦では４回５失点ＫＯ、首位攻防戦となった１０日の巨人戦では六回途中４失点で降板するなど、現在は自身３連敗中だった。

　三回以降は粘りの投球でこれ以上の失点は防いだ森下。五回裏に打席が回ってきたところで代打を送られ、降板となった。

　以降も投手陣が失点を重ねて２桁１１失点で大敗した広島。勝負と位置づけた７連戦で１勝６敗と痛恨の失速。３位・ＤｅＮＡが１ゲーム差に迫ってきた。