広島・九里 屈強ボディー生んだ秘訣とは? 体めっちゃ硬いのに骨折も打撲もした記憶なし

 広島の九里亜蓮投手(33)が本音をさらけ出す一人語り『Spirit of Challenge』。第5回は右腕の最大の特徴である『体の強さ』の秘訣(ひけつ)を語ってもらった。常人離れしたエピソードや野球少年少女に参考になる話もあった。

  ◇  ◇

 体の強さは周囲から言われることは多いです。僕自身も丈夫な体に生んでくれた親に感謝しているんですが、自分的にすごく体が強いとは思ったことはないんです。ただ単に投げることが好きなだけという感じです(笑)。

 外国人のピッチャーからは『なんでそんなに投げるんだ?』と言われます。クリス・ジョンソンやテイラー(ハーン)、ハッチにも聞かれました。いつも『イージープラクティス!』と返答するのですが、『NO Way(ありえない!)』って返ってくる。だいたいそんな感じです。

 よく肩肘は消耗品と言われますが、僕はあまり消耗品とは思わないです。強化です。球数制限とかがある今の時代、一概に僕が正しいとは思わないですが、投げるスタミナは投げ込みでつけるのが一番早いと思います。

 センスがある選手はそんなことしなくても投げられるんだと思いますけど、僕は自分自身をセンスがあると思ってない。だからいろんなことをやりながらレベルアップしようと思っています。

 強いて言うなら痛みに鈍感なのかもしれないです。骨折や打撲もしたことが記憶にない。野球人生で一番大きなケガも思い出せないくらいなのですが、プロ2年目の時にピッチャー返しがふくらはぎに当たった時かな。直後は歩くことができなくて、トレーナーからは『1週間歩いたらダメ』と言われたのですが、2日間歩かなかったら歩けそうだなと思って3日目から歩き始めました。当たって1週間後にブルペンにも入っていたんじゃないですかね。そんな記憶があります。

 大学4年生の時も、肘の曲げ伸ばしができなくなったことはありましたが、治療を受けたら1週間弱で治りましたし…。病院が嫌いなんです。行ったら何かしらの検査があって、検査結果が出る。何もなかったとしても何かしらの結果が出るのが嫌なんです。なので風邪をひいても、ひいていると思ったことがない。それくらい病院には極力行きたくないんです。

 ケガしないために気をつけていることも特にないですね。マッサージを受ける頻度も、試合前の日と、試合の日だけで、そんなに多くない。体もめっちゃ硬いです!それが逆に良いのかもしれないですね。前屈も全然地面に手がつかない。小さい頃からお父さんに『股関節だけ柔らかければケガしない』って言われて、股関節だけは柔らかいのですが、他はめっちゃ硬いです。

 でも秘訣かは分からないですけど、小学生の時とかは1日4リットルの牛乳を飲んでいました。本当に水代わりに牛乳。中学生の時も1日2リットルは飲んでいましたね。おばあちゃんがストックを切らさないようにしてくれていました。今は飲み過ぎると太ってしまうので、試合前の一杯とか、昼ご飯の一杯とか、そんな感じですけど、本当に牛乳は大好きです。秘訣と聞かれても、それくらいしか思い浮かばないです。

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