広島 悪夢のBクラス転落 新井政権ワーストの月間14敗 首位から一気にCS進出も危うく 大黒柱の大瀬良が炎上

 3回、4失点した大瀬良は、うつむきベンチに下がる(撮影・市尻達拡)
 7回、坂本の適時二塁打で追加点を許し、スコアボードを見つめる新井監督(撮影・立川洋一郎)
 7回、末包は遊ゴロで一塁へヘッドスライディングし、ユニホームを泥だらけにしてベンチに戻る(撮影・市尻達拡)
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 「広島2-8巨人」(20日、マツダスタジアム)

 広島が4連敗で新井政権ワーストを更新する月間14敗目を喫し、4位に転落した。これで9月は3勝14敗、勝率・176と失速が止まらない。横浜スタジアムではDeNAが阪神を下し、首位から一気にCS進出危機へ追い込まれた。

 先発・大瀬良はエースの役目を果たせなかった。両軍無得点の三回。簡単に2死を奪うも、丸に中前打、盗塁を許し、浅野には2ストライクから四球。2死一、二塁となり吉川に左翼へ先制の2点適時二塁打を浴びた。続く岡本和には真ん中高めの144キロ直球を完璧に捉えられ、中越えの26号2ランを被弾。この回一挙4失点を喫し、マウンド上で立ち尽くすしかなかった。結果的に5回7安打4失点で降板。自身3連敗となる6敗目となった。

 七回は塹江が味方の失策も絡むなどで5安打を浴び、4失点(自責点0)。終始、首位・巨人に主導権を握られたまま試合が進んだ。

 打線は相手先発・井上の前に走者を出すも、ちぐはぐな攻撃が続いた。二回は先頭の坂倉が中前打で出塁するも、1死後にけん制死。三回も先頭末包が中前打を放つも、1死後に大瀬良のバントが投ゴロ併殺打に。四回に無死一、二塁から小園の左前適時打で1点を返すも、続く好機を生かせなかった。

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