「選手会長の堂林は決起を促せ」元広島OB会長がカツ まだCS争いがある!広島ナインに決起集会のススメ
「広島2-8巨人」(20日、マツダスタジアム)
広島が敗れ、DeNAが阪神に勝ったことで、ついに4位に転落した。9月に入っての急降下は2年連続。元広島OB会長で、デイリースポーツ評論家の安仁屋宗八氏は「気持ちを切らしてはいかん。ここから先は気持ちしかない」と語り、選手会長の堂林翔太内野手(33)らベテラン選手による“決起集会”の開催を促した。
◇ ◇
今のカープはチームに勢いがなくなり、すべて悪循環に陥っているように見える。また野手がミスをしても、それを投手がカバーしきれなくなっているようにも感じる。
七回は菊池が二ゴロを弾いて先頭打者を出塁させた。こういうケースでは、これまでなら苦しくても、なんとか相手打線を抑えていた投手だが、この試合は塹江が踏ん張りきれなかった。
結局、そこから致命的な4点を奪われた。長丁場の疲れと言えばそれまでだが、もうそんなことを言っている場合ではない。条件はどこも一緒でしょう。
序盤の三回は、大瀬良が弾いた投ゴロを三塁の小園がカバーできず、内野安打になった。これもそこから先取点を与えて最後は岡本に2ラン。この回も大量の4失点だった。
逆に広島は四回に4安打しながら、わずか1点止まり。ヒットは出てもチグハグな攻撃でなかなか得点につながらない。効率が悪いね。
焦りが原因で、やることなすことすべて空回りしているように思う。負けることでチーム全体が沈んでいるようにも見えるね。
大瀬良は5回4失点で降板したが、先発投手陣は全体的に打ち込まれている。それも一気に大量失点というイニングが目立つ。
この時季になって、いまさら投げ込みでも走り込みでもない。
ここは選手限定のミーティングを開いて再度、自分たちで気持ちを高め合うべきだろう。残り12試合。気持ちを切らしてはいかん。ここまで来たら、もう気持ちしかないですよ。
選手会長の堂林でもだれでもいいから、みんなを集めて“決起”を促すこと。プレーヤーである選手自身が声を上げて、チームの士気を高めなければ。優勝は難しくなったけど、諦めてはいけない。まだCS争いは残っているのだから。