広島 五回にチグハグな攻撃 末包が安打で出塁も直後に牽制死 菊池が二塁打放つも得点に結びつかず

 5回、けん制で刺されアウトになる末包(撮影・立川洋一郎)
 5回、末包は一塁けん制でタッチアウトになる(撮影・市尻達拡)
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 「広島-巨人」(21日、マツダスタジアム)

 勝負の9月に大失速している広島が、2点を追う五回にチグハグな攻撃を見せてしまった。

 1死から末包が安打で出塁。だが一塁で巨人・横川のけん制球でまさかのタッチアウトになってしまった。思わず悔しさで表情をゆがめながらベンチへ戻った末包。直後に菊池が右中間へ二塁打を放ち、けん制死がなければ最低でも1死二、三塁となっていただけに、悪循環が際立つ形だ。

 次打者林は一ゴロに倒れて無得点に終わり、2点ビハインドで中盤を終えた広島。前夜には坂倉も井上にけん制死を食らっており、2試合連続での手痛い走塁ミス。4連敗中のチーム状況を現すようなシーンとなってしまった。先発のアドゥワは粘り強く試合を作っているだけに、早めに打線が援護してあげたいところだ。

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