広島が屈辱の本拠地胴上げ許す 球団ワーストタイの月間19敗目 森下が悪夢の自身6連敗 CS争い後退 3位DeNAと1・5差に
「広島1-8巨人」(28日、マツダスタジアム)
広島が、優勝マジックを「1」としていた巨人に敗れ、本拠地での胴上げを許した。月間19敗目は、1953年9月と1993年9月に並ぶ、球団ワーストタイ。試合のなかった3位・DeNAとの差は1・5ゲームに広がった。
先発は自身5連敗中の森下。四回2死一、三塁で門脇に右前適時打を浴び、先制点を献上した。1-1の六回には、無死一塁から岡本和に左中間への適時二塁打を浴び、勝ち越しを許す。続く坂本の一ゴロで1死三塁となり、菊地原投手コーチがマウンドへ。ここで何らかの異常を訴え、治療のためベンチに下がると、そのまま降板となった。森下は5回1/3を8安打3失点。自身6連敗で10敗目を喫した。
バトンを受け取った森浦が小林に右前適時打を浴び、この回2点目を失うと、七回は黒原が岡本和、増田大にタイムリーを浴び、3失点。救援陣も踏ん張れず、試合の流れをつかめないままだった。
打線は菅野の気迫あふれる投球の前に、圧倒された。1点ビハインドの四回2死二、三塁から、菊池の左前適時打で同点に追いつくも、これが精いっぱいの反撃だった。