Bクラス確定の広島 2桁貯金から借金フィニッシュの屈辱 悪夢の記録が並ぶ
「ヤクルト5-3広島」(2日、神宮球場)
広島が4連敗で新井政権2年目にして初のBクラスが確定した。9月突入時に首位に立っていたチームのBクラスはプロ野球史上初。さらに今季は貯金最多14から、この日で今季ワーストタイの借金4となり、シーズン負け越しも決定。2桁貯金からの借金フィニッシュは球団史上5例目の屈辱となった。
まず、2010年以降のセ・リーグで8月終了時の首位球団は以下の通り。()内は最終順位
2010年・阪神(2位)
2011年・ヤクルト(2位)
2012年・巨人(1位)
2013年・巨人(1位)
2014年・巨人(1位)
2015年・阪神(3位)
2016年・広島(1位)
2017年・広島(1位)
2018年・広島(1位)
2019年・巨人(1位)
2020年・巨人(1位)
2021年・巨人(3位)
2022年・ヤクルト(1位)
2023年・阪神(1位)
これまで8月終了時の首位球団で最も順位を落としたのは3位。最近では21年・巨人で、この年は9月が6勝14敗5分け、10月が4勝11敗3分けと苦しんだ。
そして、2桁貯金からの借金フィニッシュは球団史上5度目。過去4度は以下の通り。
1968年(貯金13から借金3、最終3位)
1976年(貯金11から借金4、最終3位)
1982年(貯金13から借金4、最終4位)
1998年(貯金12から借金17、最終5位)
なお、敵地12連敗は1956年3月21日・阪神戦~同年5月3日・巨人戦、1958年4月8日・中日戦~同年5月5日・巨人戦に並ぶ球団ワーストタイ記録となった。