広島・野村の引退会見でサプライズ 母校・広陵出身のカープ戦士が登場 盟友・土生スコアラー「ずっと野球人生のそばにいた存在」
今季限りで現役引退をする広島・野村祐輔投手が5日、自身の引退試合の前に記者会見を行った。会見終盤には右腕の母校である広陵OBのカープ戦士がサプライズで登場し、花束とねぎらいの言葉を贈った。
野村はすがすがしい表情も見せながら会見に臨み、「ここ数年、なかなか自分の思い通りにいかず、苦しい思いをたくさんしてきて、後輩たちと一緒に頑張りながらやってきたのですが、そろそろかなと思い、決断しました。何度も迷いはありましたけど、最後は決断ができてすっきりしています」と話した。
会見終盤にはカープ所属の広陵OBの選手、裏方がサプライズで登場。白浜スコアラー、土生スコアラー、上本、中村奨、河野、高から花束を贈られ、野村は「本当にうれしく思います。まさかしてもらえるとは思っていなかったので、びっくりしています」と笑顔を見せた。
野村と広陵時代の同級生で、エースと主将の間柄だった土生スコアラーは「僕にとっては野村がずっと野球人生のそばにいた存在なので、すごい影響も大きかった。13年間お疲れさまでしたという素直な気持ちです」とねぎらいの言葉をかけた。
野村はこの日のヤクルト戦(マツダ)で先発予定。さまざまな思いを背負い、最後のマウンドに立つ。