広島・野村が笑顔の引退試合 デビューから211試合連続で先発 最後はヤクルト・村上から三振を奪う
「広島-ヤクルト」(5日、マツダスタジアム)
今季限りで現役を引退する野村祐輔投手(35)が先発し、1回1安打無失点、2奪三振で最後のマウンドを終えた。
先頭の長岡には全球直球勝負。カウント3-2から中前打に運ばれた。続く並木にもカウント3-2まで粘られるも、二ゴロに。1死二塁となり、打席には明大の後輩・丸山和。チェンジアップで空振り三振を奪うと、続く村上からもチェンジアップで空振り三振を奪った。
場内からはこれ以上ない温かい拍手が送られる中、スタメン野手陣全員と握手を交わすと、ヤクルトを代表して田口から花束が贈呈された。ベンチ前で待つ同僚1人ずつと握手を交わすと、再度場内に一礼し、役目を終えた。
これでデビューから211試合連続で先発登板を果たし、自身の持つ日本記録をさらに更新。広島の精密機械が、らしい投球を披露し有終の美を飾った。