広島 野村の引退試合を勝利で飾る 若鯉躍動で約1カ月ぶりの連勝
「広島3-1ヤクルト」(5日、マツダスタジアム)
広島が今季最終戦に勝利し、約1カ月ぶりの連勝。68勝70敗5分でシーズンを終えた。
先発は今季限りで現役を引退する野村。1死二塁のピンチを招くも、丸山和、村上から2者連続空振り三振を奪い、無失点。本拠地の大歓声を受けながら、有終の美を飾った。
二回からはドラフト3位・滝田がマウンドへ。長岡、村上から三振を奪うなど、最速152キロの直球を軸に4回2安打1失点、5奪三振の好投だった。六回から登板した同2位・高も、最速151キロを計測するなど、2回1安打無失点、2奪三振。大卒ルーキーコンビがデビュー戦で来季に向けてのアピールに成功した。
打線も若鯉が躍動した。三回は高卒2年目の内田が左前打を放ち、プロ初打席初安打をマーク。四回1死一塁ではドラフト4位・仲田がプロ初安打となる左前打を放ち、好機を拡大すると、続く田村の右前適時打で先制に成功。なおも1死一、三塁で、石原が中犠飛を放ちリードを広げた。
九回は高橋が3年ぶりの1軍登板。無失点で抑え、プロ8年目で初セーブをマークした。