現役引退の広島・野村祐輔 ふたりの恩師登場に涙「本当に幸せ」「鳥肌が立つほどの歓声は一生忘れません」

 「広島3-1ヤクルト」(5日、マツダスタジアム)

 広島が今季最終戦に勝利し、約1カ月ぶりの連勝。68勝70敗5分でシーズンを終えた。

 先発は今季限りで現役を引退する野村。1死二塁のピンチを招くも、丸山和、村上から2者連続空振り三振を奪い、無失点。本拠地の大歓声を受けながら、有終の美を飾った。

 野村は引退会見、引退登板ともに涙なく、充実の笑顔を浮かべていた。ただ、引退セレモニーでは堂林に続いて母校・広陵高校の中井哲之監督、明大時代の監督・善波達也氏のふたりの恩師が花束を手に登場すると、表情が変わり、初めて涙を浮かべた。

 野村はスピーチで「私、野村祐輔は今シーズン限りで現役を引退します。小さい頃からの夢だったプロ野球選手になれた時の喜びは鮮明に覚えています。苦しい時が多く、心が折れそうなときは何度もありました。皆さんの支えがあり、ここまでこれたと思います」と振り返った。続けて、「私を育ててくれた両親、野球をさせてくれてありがとうございました。野球のおかげでたくさんの指導者、大切な仲間に出会う事ができました」と実感を込めた。

 ファンの声援に、「いつも背中を押してくれるファンの皆様本当にありがとうございました。鳥肌がたつほどの歓声は一生忘れません。大好きなカープのユニホームを着て野球人生を終えることができて、本当に幸せです。13年間ありがとうございました」と頭を下げた。

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