広島・ハーン「優勝を、というのが本音」「また来年、健康で帰って来られることを目標に」帰国の途 残留濃厚
広島のテイラー・ハーン投手(30)が7日、広島を離れ帰国の途に就いた。来季も残留の見通しとなっている左腕は広島駅で取材に応じ「やっぱり4位で終わってしまったので。個人的な結果というのは全く関係なく、チームとして勝ち切れなかった。優勝を目指していきたかったというのが本音のところ」と率直な心境を明かした。
今季は開幕こそ出遅れたものの、5月26日に1軍初昇格。来日初登板となった同29日・オリックス戦から16試合連続無失点と安定感抜群の投球を披露した。夫人の出産立ち合いのため9月13日に一時帰国したが、20日に1軍再合流。勝ちパターンの一角として、シーズン全体では35試合で0勝1敗、17ホールド、防御率1・29という好成績を収めた。
シーズンを振り返り「選手、裏方の人もみんな優しくて、ファンの人たちも熱狂的。すごくいい経験になった」と笑顔。帰国後は先月誕生した長男との再会も控えており「もちろん楽しみ。奥さんも待っているので、いいオフを過ごしたい」とパパとしての一面ものぞかせた。
「また来年、健康で帰って来られることを目標に。チームの勝ちに貢献して優勝を目指して頑張っていきたい」。豪腕リリーバーが牙を研ぐ。