広島・中村貴が3安打 竜の安打製造機・大島手本の新打法導入 「確率というところに(重点を)置いて」

 五回、右前打を放つ中村貴
 五回、右前打を放つ中村貴
 新フォームに挑戦する中村貴
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 「フェニックス・リーグ、IPBL選抜15-2広島」(8日、天福球場)

 習得を目指す新打法で、右へ左へ打ち分けた。広島・中村貴浩外野手が3安打をマーク。「(状態は)あまりよくないんですけど、(2軍打撃・走塁コーチの)福地さんに『しっかり振っていけ』と言われて出た」と振り返った。

 五回は追い込まれながら右前打を放つと、七回は遊撃手の頭上を越す技ありの安打。九回にも左前に運び、存在感を示した。

 2年目の今季は1軍で11試合に出場して24打数5安打で打率・208、0本塁打、3打点。「振りすぎてしまうので、ミスショットが多い」と空回りが目立った。「(打)率が悪いとチャンスがもらえないので…。率(を重視する打撃)にいった方がいいのかな」と試行錯誤を続けている。

 今秋は確実性を求め、打撃フォームを改良中だ。参考にしているのは中日の大島。バットを顔の前で構え、動きながら打ちにいく。「確率というところに(重点を)置いて」。竜の安打製造機にヒントを得ながらバットを振り込んでいる。

 この日、守備ではミスを取り返す場面もあった。五回無死一、二塁で左前打にチャージするも、後逸して走者2人を生還させてしまった。それでも七回から右翼に移ると、2死二塁で右中間への打球をダイビングキャッチ。「気持ちでいった」と意地を見せた。「レギュラーを取れるように切磋琢磨(せっさたくま)してやっていきたい」。進化を目指す鍛錬の秋は始まったばかりだ。

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