広島・黒原が肉体改造に着手 今季自己最長53戦登板も夏場に成績ダウン 「年間投げ切る体力つける」

 外野のポール間をダッシュする黒原(撮影・市尻達拡)
 中村健とダッシュをする黒原(撮影・市尻達拡)
 外野のポール間をダッシュする黒原(撮影・市尻達拡)
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 広島・黒原拓未投手(24)が12日、今秋は肉体改造に着手していく考えを明かした。今季は自己最多の53試合に登板するも、夏場に成績を落としたことを反省。タフさに磨きをかけ、新たなシーズンへの準備を整える。

 長丁場のペナントレースを戦った経験が、自身に足りない部分を教えてくれた。マツダスタジアムで自主練習を終えた左腕は「夏場にちょっとパフォーマンスが落ちたかなと感じている。年間を通してしっかり投げ切れる体力をつけられたら」とテーマを掲げた。

 今季は7月の防御率が最も高い3・38、8月がそれに次ぐ2・92。具体的なアプローチ方法は現段階で模索中だが、ウエートトレーニングなども含めてフィジカル強化に努めていく。体重と投球の関連性について「痩せてくると、すごく早くバテる感覚は多少あった。プロ1年目はケガもしてたけど4、5キロぐらい(減った)」と明かす。

 春先から体重は約3キロ増えて現在82キロ。「元々、それなりに量は食べるけど、食べ過ぎも良くない。投げた日はちょっと多めに食べた」と、シーズンを通して体重には気を配ってきた。

 その成果もあって今季は59回2/3を投げて67奪三振と、リリーフ陣に欠かせない存在となった。体重増の目安には「自分の体の感覚、バランスを感じながらベストに持っていけたら」と黒原。鋼のボディーを手に入れて、さらなる進化を遂げる。

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