広島・秋山「本当、いい勉強」 甲子園CSゲスト解説で刺激「来年、このチームを倒さないといけないともう一回、思った」

 CS解説のため甲子園を訪れた秋山=13日
 DeNA・石井コーチ(左)と話す秋山
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 広島・秋山翔吾外野手(36)が14日、マツダスタジアムで再始動した。前日13日は甲子園を訪れ「JERA CSセ・ファーストS・第2戦」のゲスト解説。大いに刺激を受け、来季の逆襲に闘志を燃やした。

 ネット裏からグラウンドに目を凝らす時間を振り返り「本当、いい勉強になりますよね。テレビで見ている時と臨場感、空気感が違う」と秋山。短期決戦特有のベンチワークが繰り広げられる展開を客観視しつつ、カープの一員として感じることもあった。「チームとして振り返れば、もっと選手同士で声をかけるポイントがあっても良かったんじゃないかと(思った)」と語る。

 優勝を射程圏に捉えて終盤戦を迎えたが、9月は5勝20敗と急失速。“最終コーナー”に突入してから苦しんだ事実をベテランとして受け止める。「人任せにしたつもりはなかったけど、必要な時にパッと動いてひと息入れたり、みんなの顔を見て結束するという部分は作らないといけなかった」。首脳陣のメッセージをくみ取り、それをナインに伝達していく構図を来季はさらに色濃くしていく構えだ。

 この日はランニングやトレーニングで調整。同一リーグ同士の一戦を目に焼き付けたからこそ「来年、このチームを倒さないといけないともう一回、思った」と、誓いを新たにした。百戦錬磨の36歳が、強固な集団を形成する上での柱となる。

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