広島・菊池 戦力外・曽根の背中押す! パートナー役買って出て合同自主練習「続けられるものなら続けてほしい」

 広島・菊池
 現役続行を模索する曽根
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 広島の菊池涼介内野手(34)が23日、マツダスタジアムの屋内練習場で、戦力外通告を受けた曽根海成内野手(29)と合同自主練習を行った。現役続行への道を模索することに決めた後輩に先輩自ら手を差し伸べた。菊池自身も来季に向けて、スタートを切っている。

 この日は秋季練習も休養日。人影まばらな本拠地にやってきた2人は屋内練習場に向かった。キャッチボールに始まり、ノックや打撃練習などを行い、約2時間にわたって汗を流した。菊池は曽根に対して「(野球を)続けられるものなら続けてほしい。仲間なので。僕の練習もしながら、彼の練習も手伝って。一石二鳥です」と思いをにじませた。

 先輩である菊池から練習パートナーを買って出た。8日に球団から戦力外通告を受け、単独で練習していた曽根に「キャッチボール相手はおるんか?」と連絡。「ネットを相手に投げている」ということを知り、日程を合わせての合同自主練習が実現した。

 曽根は「もう感謝ですよね」とコメント。8日時点では進路について「未定」としていたが、現役続行への意思を明かした。合同トライアウトも受験する見込みで「野球ができればどこでもという感じで」と、NPB以外でのプレーも視野に、活躍の場を求めていく方針を示した。

 菊池自身も来季に向けてスタートを切っている。今季は136試合の出場で打率・241、9本塁打38打点。二塁のレギュラーとして高い守備力で何度もピンチを救ってきた一方、自身の成績については「今年ダメだったからね」と反省する。再浮上へ、後輩の背中を押し続けながら、自らの牙を研いでいく。

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