広島ドラ4・渡辺悠斗 新井監督に「(打撃)全部聞きたい」三冠王が目標 憧れは鈴木誠也
「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」(24日、都内ホテル)
広島から4位指名された渡辺悠斗内野手(22)=富士大=は、広島OBで、現カブスの鈴木誠也を憧れの存在に挙げ「打率、ホームラン、打点でタイトルを取りたいです」と3割、30本塁打、100打点以上での三冠王を目標に掲げた。転機を迎えたのが大学2年の冬だった。安田慎太郎監督(39)からバット軌道について指導を受けた。これまで点で捉えていたところを線で捉える技術面の意識改革。さらに「おなかいっぱい食べることと、ウエートの環境が素晴らしいので」とトレーニングを積んだ。成果もあって体重は12キロ増え「体を大きくしたことで長打も生まれるようになった」と打力が飛躍的に向上した。
自信を持って上級生になると、3年秋に首位打者を獲得。さらに4年春には最多本塁打と最多打点をマーク。監督の期待通り、チームの主軸に成長した。
広島の印象については「明るいチーム」と話し、通算2203安打を誇る新井監督に「(打撃のことは)全部聞きたい」と声を弾ませた渡辺。1年目は「ケガなくプレーして1軍で試合に出たい」と力を込めた。
◇渡辺 悠斗(わたなべ・ゆうと)2002年7月7日生まれ。22歳。東京都出身。181センチ、98キロ。右投げ右打ち。捕手、内野手。福生三小で野球を始め、中学時代は福生シニアでプレー。堀越では1年秋からベンチ入り。富士大進学後は1年秋からリーグ戦に出場。3年秋には捕手で、4年春には一塁手でベストナインを獲得した。50メートル走6秒6。遠投120メートル。趣味はサウナと睡眠。好きな俳優は堀田真由。好きなアーティストはあいみょんで、登場曲にする予定。