広島ドラ3・岡本駿 1年前は就職活動「人生何があるのか分からないな」 甲南大進学から投手本格化の最速149キロ
「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」(24日、都内ホテル)
広島からドラフト3位指名を受けた岡本駿投手(22)=甲南大=は将来性抜群の最速149キロ右腕。「下位の方で選ばれるかなと信じていた。(3位指名には)驚きしかなかったです。人生何があるのか分からないなと思いました」と率直な心境を明かした。
徳島・城南時代は主に内野手で、本格的な投手経験は大学入学後から。「何事も真面目にやってきた」と努力を重ね、驚きの成長曲線を描いた。武器はしなやかな腕の振りから繰り出す質の高い直球と、鋭いカットボール。同球種を操る大瀬良や森下に「話を聞いてみたい」と早速、弟子入りを志願した。
同大初のプロ野球選手となり「さまざまな人から期待されていると思うので、期待に応えられるように頑張りたい」と岡本。1年前は就職活動をしていた男のシンデレラストーリーが幕を開けた。
◇岡本 駿(おかもと・しゅん)2002年6月12日生まれ、22歳。徳島県勝浦町出身。186センチ、80キロ。右投げ左打ち。投手。小学2年時に勝浦タイガーススポーツ少年団で野球を始め、勝浦中では軟式野球部に所属。城南では遊撃手を務めた。甲南大から本格的に投手を始め、1年からリーグ戦出場。最速149キロ。