広島・中村奨成 不退転の決意 鈴木本部長から“最後通牒”「ポテンシャルにもう一年かけてみる」

 広島の契約更改2日目が25日、マツダスタジアム内の球団事務所で行われ、中村奨成外野手(25)が50万増の800万円でサインした(金額は推定)。背番号を変えて臨んだ今季は打率・145と不完全燃焼に終わった。アップ査定に浮かれることはない。8年目を迎える来季は逆襲の1年にすることを誓った。

 自分の置かれている立場が分かっているからこそ、厳しい言葉が口を突いた。中村奨は契約更改を終え「こんなふがいない結果で終わったので、上げてもらえると思っていなかった。より一層自覚を持って、来年臨んでいきたい」と決意を新たにした。

 背番号を22から96に、登録を捕手から外野手に変更し、背水の思いで迎えた今季。しかし、30試合の出場で打率・145、0本塁打、1打点に終わり「クソみたいな数字だった」と思うような結果は残せなかった。

 更改の席では鈴木清明球団本部長(70)から直接“ゲキ”を受けた。「『おまえのポテンシャルにもう一年かけてみる』と言ってもらった。一日一日が勝負なので、鈴木さんの言葉にも応えられるような成績を残せるようにやりたい」。チャンスをもらった恩を返すためにも、必死で食らいついていく。

 現在はマツダスタジアムで行われている秋季練習に参加中。「自分と向き合う時間というか、いろいろ試せる時間が増えている」と打撃フォームの改造に着手している。テーマは無駄を省くこと。「今は150キロが普通なので、そこをはじき返せるように」と試行錯誤を続けている。

 8年目を迎える来季。「監督、ヘッドが信頼できるようなプレーヤーに。チームの中心選手になれるぐらい頑張らないといけない」と中村奨。強い決意を胸に秘め、逆襲を狙う。

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