広島ドラ4の渡辺悠が持ち前の超パワー発揮! ドラフト後初戦でフェンス際に力まず飛ばしV撃!!
「明治神宮大会東北地区代表決定戦・準決勝、富士大10-2東北公益文科大」(26日、ヨークいわきスタジアム)
広島からドラフト4位指名を受けた渡辺悠斗内野手(22)=富士大=が26日、ドラフト後初の試合で持ち前のパワーを見せた。明治神宮大会の東北地区代表決定戦準決勝で東北公益文科大と対戦。「4番・一塁」で出場した渡辺悠は勝ち越し二塁打を放ち、パワーを猛アピールだ。
同点の三回2死三塁。「落ちれば1点。三振することはないと思っていたので、当てて間に落ちてくれればいい、という気持ちで振りにいった」。結果、打球は左翼フェンス際まで飛ぶ勝ち越し二塁打となった。
最終的に10-2の7回コールド勝ち。渡辺悠の安打はこの1本だけだったが、貴重な決勝打となった。勝負強い結果に導いたのは「なるべくいつも通りの平常心で打席に向かうように」という心構えだった。
秋のリーグ戦は「ドラフトにかかりたいという意識から、自分本位だった」。晴れて広島から指名を受け、落ち着きが生まれた。
今季、右の強打者を欠いたことも低迷の原因となった広島。181センチ、98キロという立派な体格の渡辺悠にかかる期待は大きくなりそうだ。
◇渡辺 悠斗(わたなべ・ゆうと)2002年7月7日生まれ。22歳。東京都出身。181センチ、98キロ。右投げ右打ち。捕手、内野手。福生三小で野球を始め、中学時代は福生シニアでプレー。堀越高では1年秋からベンチ入り。富士大進学後は1年秋からリーグ戦に出場。3年秋には捕手で、4年春には一塁手でベストナインを獲得した。50メートル走6秒6。遠投120メートル。