海外FA権保有の広島・九里 宣言期間突入後初対応も「進展なし」熟考姿勢を強調「残ったら最後まで」「行けば行ったで挑戦して」
海外FA権を保有している広島の九里亜蓮投手(33)が6日、自主練習のためマツダスタジアムを訪れた。FA権行使を宣言できる期間に突入後初めて取材に応じ、現状を語った。
この日はウエートトレーニングなどで汗を流し、体作りに励んだ。熟考しているFA権の行使については「進展なしです」とコメント。「これから先、(こういう機会は)もうないと思うので、残ったら最後までやるでしょうし、行けば行ったで挑戦していくでしょうし。しっかり話をして、という感じです」と続けた。
球団とはシーズン終了後に2度の話し合いの機会を設けており、条件の提示も受けている。2度目の話し合い後には「年齢を考えても最後のチャンスだと思うので、海外に限らず国内(移籍、残留)も含めてしっかり考えたい」と話していた。
3年契約最終年の今季は自身初の開幕投手も務め、23試合に登板して7勝10敗、防御率3・21だった。
FA権公使を宣言できるのは13日までとなっている。