広島・秋山 史上10人目両リーグGG賞 広島移籍後初栄冠に「自宅で跳びはねて喜びました」
広島・秋山翔吾外野手(36)が12日、外野手部門でセ・リーグでは初のゴールデン・グラブ賞を受賞した。西武時代の19年以来5年ぶり7度目で、両リーグ受賞は中田翔(中日)以来10人目となった。
球団を通じ「実はこっそり昨年、次点だった悔しさを持っていました。なので、受賞の連絡をいただいた時は自宅で跳びはねて喜びました。それぐらい、うれしい賞です」とコメントした。
昨年10月に右膝を手術。影響を考慮されて春先は左翼での出場が続いたが、5月からは慣れ親しんだ中堅に定着。長年のキャリアを生かした安定感を武器に、投手陣を鼓舞してきた。
今季は守備に就いた135試合の出場で失策は0。試合中は両翼の選手とこまめに意思疎通を図り、的確な指示を出して外野陣を束ねた。得票数211票は2位・岡林(中日)に21票差の1位。「1年間頑張ってくれた投手陣を少しでも助けることができたのであれば、うれしいです」。頼れるベテランが来季もチームを支えていく。