広島は２３日、マツダスタジアムで「カープファン感謝デー２０２４」を開催。フィナーレであいさつした新井貴浩監督の指名で、矢野雅哉内野手がマイクの前に立ち、今シーズンを締めくくった。

　新井監督は「もう来季へ向かっての戦いは始まっています」と厳しい練習を課した秋季キャンプをファンに報告。１年間の応援に感謝を述べた後「どうしてもこの場をお借りして皆さまに感謝の思いを伝えたい、選手を代表して俺にしゃべらせてくれと私のところに言って参った選手がいます。島内、ではなくて今シーズンのゴールデングラブ賞を初めて取った、そして少し鼻の下が伸びている矢野選手のごあいさつです」と指名した。

　サイドを短く刈ったパンチ風の矢野は「どうも。４年目の矢野雅哉です」とあいさつ。その後「シーズンって終わるのが早いですね。春が来たらすぐ夏が来て、夏が来たら秋が来て、秋が来たら冬が来て。今は冬ですけど、すぐ来シーズンが始まります」と落ち着いた口調で淡々と話し「来シーズンは皆さんとたくさん喜んで最後に優勝しますので、応援よろしくお願いします」と締めくくった。

　ファン感のイベントでは障害物競走に黒の特攻服にサングラスのヤンキー姿で出場。周囲を蹴散らして大暴れし、球場を盛り上げた。

　その姿はＳＮＳでも話題になり「ビーバップに出てきそう」「このナチュラルな本物感が」「矢野選手似合いすぎでしょ」などとコメントが寄せられた。