広島・黒原が約2・4倍の3400万円で更改「本当にすごく良い評価をしていただいた」 今季主に中継ぎで53試合登板「想像してなかった」
広島の黒原拓未投手(24)が26日、マツダスタジアム内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、2000万増の3400万円でサインした。プロ3年目で初のアップ査定となった。(金額は推定)
約2・4倍の大幅昇給となり、「本当にすごく良い評価をしていただいてますし、来季も無事に契約して野球をさせてもらえることがありがたいことなので、感謝の気持ちで来年も頑張りたいと思いました」と表情を引き締めた。
3年目の今季は主に中継ぎとして53試合に登板して4勝3敗、防御率2・11の好成績を残した。5月25日・DeNA戦(横浜)で念願のプロ初勝利を挙げた。躍進の今季を「(シーズン)終盤に試合数を重ねて、投げさせてもらう機会も増えた。シビアな展開や僅差の場面で投げさせてもらえたので、そこにリリーフとしてのやりがいを感じました」と振り返った。
今季は開幕ローテ入りを果たし、先発として2試合に登板した後、ブルペンに入った。開幕前には「2桁勝利」を目標に掲げていた中、「開幕当初は中継ぎでシーズンを終えるなんて想像してなかったです。でもどういう形であれ力になりたいと思っていたので、ひとまず1軍に1年間帯同できたのは自分にとっても大きな経験になったし、糧になると思います」とうなずいた。
来季に向け、「本当に左ピッチャーのライバルもたくさんいるので、そこは負けないように。ストレートの質は自信を持っているので、そこを強みにして戦っていきたいと思います」と見据えた。