広島・大瀬良「斬新過ぎて(笑)」 キャンプイン一番乗り?マツダスタジアムがテントだらけ! 来季は巨人・岡本和料理じゃ

 キャンプイベントに参加し、自ら料理を作る大瀬良(撮影・高橋涼太朗)
 (左から)バイきんぐ・西村瑞樹、鈴木福と大瀬良(撮影・畠山賢大)
 キャンプ場と化したマツダスタジアム
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 誰よりも早くキャンプイン!?広島の大瀬良大地投手(33)が30日、球団と地元テレビ局が主催してマツダスタジアムで行われた『一夜限りのマツダスタジアムキャンプ場』に参加した。グラウンドにファンがテントを張ってキャンプを楽しむという前代未聞の企画。キャンプ飯に腕を振るった右腕は、本業でも相性の悪かった巨人・岡本和を料理することに闘志を燃やした。

 たき火のにおいに無数のテント…。野球場とは思えない光景がグラウンド上に広がっていた。天然芝の全面張り替え直前にオープンした一日限りの異空間。普段の主戦場であるマウンド後方でキャンプを楽しんだ大瀬良は「斬新過ぎて(笑)。いつも緊張感を持ってグラウンドに立っていますけど、(この日の)緊張感0の感じが新鮮でした」と充実の表情を見せた。

 テレビ特番『西村キャンプ場 ザ・ゴールデン』(来年1月10日19時からTSSで放送予定)の収録にもゲストで登場し、バイきんぐ・西村、タレントの鈴木福と共演。毎年2月に行われる春季キャンプの3カ月前に「一足先に“キャンプイン”させてもらっています!」と笑顔を見せながら、カープファンのキャンパーたちとの交流を楽しんだ。

 「シーズン中はまず使うことがない」という包丁を使っての料理も披露した中、来季は投球でも苦手打者を料理する。「ジャイアンツの岡本君とかは通算でも4割近く打たれているので。相性の良くない各球団の打者陣を来年はしっかり抑えて。今年(阪神の)近本君には序盤は打たれていたんですけど、後半はなんとか抑えられるようになってきたので、そういうふうに最初からやっていきたいと思います」と先を見据えた。

 巨人・岡本和に対しては、今季14打数5安打で被打率・357。通算でも67打数24安打6本塁打で被打率・358と打ち込まれており、「打席でも雰囲気がある。他の選手とは違う感じでコース、緩急、高さ、全部使っていかないと簡単には抑えられない打者という印象」と実力の高さを認める。

 やられっぱなしではいけない。封じるための鍵に挙げたのは「強い気持ち」。長年対戦を重ねるうちに「相性の良くない打者には普段使っていない球種を使ったり、違う入り方をしてみたり努力はするが、後手に回ってしまいがち」と語り、強気の攻めが苦手克服につながるとみている。

 この日はキャンプを楽しみながらグラウンドでビールもたしなみ、「あそこで飲むビールはすごくおいしいので、またみんなで経験したいと思う。まだ日本一になっていないので、最高の瞬間をみんなで味わえるようにしたいです」とビールかけを熱望。たき火のように燃え盛る闘志でチームを歓喜の瞬間に導く。

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