広島の内田湘大内野手（２０）が２日、昨オフに続き、カブスの鈴木誠也外野手（３０）と自主トレを行うことを明らかにした。来年１月に沖縄で行う予定。１軍で２桁本塁打という来季の目標に向け、先輩スラッガーに質問攻めする。

　今年も迷いなく先輩に連絡した。内田は鈴木との自主トレが決まり「自分がやってきたことの答え合わせをしたい」と意気込んだ。技術面では、タイミングの取り方に重点を置いて指導を仰ぐ考えで「これが正解というのはないと思うので、誠也さんの考えを聞きながら、自分の引き出しを増やせるように」と先を見据えた。

　メンタル面も参考にする。「どういう考えで野球に取り組んでいるのかというのも勉強したい」。世界で活躍する先輩と過ごす貴重な時間を無駄にはしない。

　この日は広島市の矢野おりづる園で行われた餅つき大会に参加。「応援されているんだなと感じることができました」と温かい声援を浴びた。「簡単にいくとは思ってないですけど、１軍で２桁（本塁打）打ちたいです」と３年目の飛躍を目指し“誠也イズム”を吸収する。