「プロ野球界最後の秘境」広島のリーグ3連覇OBが由宇球場の秘話激白「おばさんの散歩コース」2軍選手の娯楽は「小学生の夏休み」
広島のリーグ3連覇に大きく貢献した安部友裕氏が7日にフジテレビで放送された「ジャンクスポーツ」に出演。「プロ野球2軍はつらいよ」をテーマにトークを繰り広げたが、最も盛り上がったのがウエスタンで使用する「由宇球場」についてだ。
紹介する際には「こんなところにポツンと野球場」とテロップが映し出され、グーグルアースで山の中にある由宇球場の写真が。「寮からバスで40分かかるんですよ。寮生じゃない人は30分かけて寮にきて、そこから着替えて身支度して40分乗る」というエピソードを披露すると、他球団の選手たちも参戦した。
阪神OBの狩野恵輔氏は「プロ野球界最後の秘境というか…」と振り返り、関本賢太郎氏は「なんせ交通の便が悪すぎて、観客がおじいちゃんかおばあちゃんしかいない」とポツリ。すると安部氏は「散歩コースになっていて。おばさんが由宇球場に若い選手を見に来るのが定番になっている」と説明した。
さらに由宇球場はファウルグラウンドが広く「ファウルを打ったらアウトになる」「ライトのフェンス際でボールを捕ると、ベンチまで150メートルくらいある。汗だくになって走って手袋もびちゃびちゃ。審判も『早く、早く』とせかされて内野安打かと思ったら足がパンパンで走れなかった」と由宇球場ならではの秘話を明かし、関本氏も「絶対、初球打たへんぞってヤジってた」と語った。
さらに狩野氏が「広島の選手は娯楽がない。2軍の選手は何を楽しみにしているのか?」と安部氏に質問すると、「楽しみはありません」とキッパリ。「強いて言うなら大野寮は宮島の対岸で桟橋がかかってるんですけど、最高の日焼けポイントです。360度絶対に当たる。そこで日焼けするか、海に飛び込むか、釣り。これが2軍の選手の楽しみです。小学生の夏休みみたいな」と明かし、スタジオの爆笑を誘っていた。