広島・高 大商大の先輩に「負けられない」阪神ドラ1・伊原より先に勝つ 同じ左腕で先発型

 クリスマスイベントに参加した高(撮影・畠山賢大)
 クリスマスイベントに参加した高(撮影・畠山賢大)
 フクロウの模型に見つめられながらファンに手を振る高(撮影・畠山賢大)
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 広島・高太一投手(23)が15日、広島市安佐北区の安佐動物公園で行われたクリスマスイベントに参加した。2年目の来季に向けて12月は母校・大商大でトレーニングを積む左腕。同校の1学年先輩である阪神のドラフト1位・伊原陸人投手(24)との投げ合いを熱望し、先にプロ初勝利を挙げることを誓った。

 伊原とは同じ左腕で先発型。「大商大の時からすごいピッチャー」と尊敬の念を抱く中でも勝負事は譲れない。「負けられない。同じセ・リーグでもあるので投げ合いができればなと思います。(プロ初勝利は)僕の方が先に」とはにかんだ。

 飛躍を果たすため、現在はカーブとチェンジアップの大幅改良に着手中。カーブは秋季キャンプで黒田球団アドバイザーからドジャース・カーショウの握りと感覚を伝授された。その後も試行錯誤を重ね、「スライダーの握りをそのままカーブみたいに投げたらすごいかかりになった。手応えがある」と力を込めた。

 この日はサンタ帽をかぶり、会場に集まった約150人のファンにプレゼントを渡すなどして交流した。昨年は矢野が参加した“出世イベント”。「大瀬良さん、床田さん、森下さんもブチ抜くくらい、1番を取るくらいの気持ちでやっていきたい」。目標はキリンの背のように高く-。カーブは象の鼻のように鋭く曲げてブレークを果たす。

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