広島・堂林“束になる攻撃”必要「目の色を変えてやらないと」マルティネス加入の巨人リリーフ陣警戒

 野球教室で打撃を披露する堂林(撮影・高橋涼太朗)
 トークショーでスイングを披露する堂林
 トークショーで笑顔を見せる堂林
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 広島・堂林翔太内野手(33)が21日、大補強に動いている巨人に警戒心を示した。今季チームはセ・リーグを制した巨人に対し、9勝13敗3分けと負け越し。「強くなるのは間違いない。自分も含めて、野手が目の色を変えてやらないとなかなか攻略できない」と闘志を燃やした。

 特に前中日・マルティネスが加わり、厚みが増したリリーフ陣を警戒。大勢ら強力勝ちパターンを起用させない試合展開を「それが理想」とした上で、リードされた状況で終盤を迎えれば、「1人ずつで攻略となると難しい部分も出てくる」と打線が“束”になって攻撃を仕掛ける重要性を力説した。

 試合の主導権を握るためのポイントに挙げたのが先制点だ。「こちらが試合を優位に進めるためには先に点を取りたい。投手陣はこちらもかなりいい。リードして後半を迎えたい」と青写真を描いた。自身は来季も新外国人や若手と定位置を争う立場。「そこは負けていられない」と流れを変える一打で存在価値を高めていく。

 この日はボートレース宮島で行われたイベントに参加。トークショーでは、9月の失速で4位に終わった今季を振り返り、「今年の悔しさを来年にぶつけたい」と宣言し、大きな拍手が注がれた。「どこのチームにも勝ち越して終われれば、優勝に近づくのかなと思います」と堂林。強敵攻略に選手会長の復活は欠かせない。

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