広島・中村奨成 母校・広陵での野球教室で思い新た「身が引き締まる」巨人・小林らとともに少年少女に野球指導

 小学生との1打席対決で、鋭い打球を放つ中村奨。捕手は小林(撮影・市尻達拡)
 小林(右)にボールを上げてもらって打撃の実演をする中村奨(撮影・畠山賢大)
 小学生との1打席対決で、打ち損じた中村奨。捕手は小林(撮影・市尻達拡)
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 広陵OBの現役プロ野球選手14人が29日、同校で行われた野球教室に参加した。広島の中村奨成外野手は母校に帰って気持ちを新たにした。

 野球教室では巨人・小林とともに少年少女に打撃指導を熱心に行った。小学生投手との対決も楽しみ、終始笑顔で交流した中、「これから中学、高校と進んでいく中でプロ野球選手になりたいなという子が一人でも増えてくれたら広陵出身OB一同、うれしい」と話した。

 広陵は自身をプロの舞台へと押し上げた場所。今年も青春の時を過ごしたグラウンドに足を踏み入れ、「自分を成長させてもらった原点でもある場所なので、身が引き締まるというか。いい年の越し方ができるのかなと思う」と表情を引き締めた。

 同校OBのプロ野球選手による年末の野球教室は今年で10年目。2014年に発生した広島市土砂災害の復興支援のために始まったイベントで、広陵OBのプロ野球選手が一堂に会する機会となっている。

 中村奨は17年の夏の甲子園で大会記録となる6本塁打を放って同校を準優勝に導いた。その後はドラフト1位で広島に入団。今季は1軍で30試合に出場した。

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