広島 求む助っ人4番 貧打解消へ鈴木本部長熱望「外国人がいれば脅威に」モンテロ&ファビアン獲得
広島は6日、マツダスタジアムで2025年の業務を開始した。鈴木清明球団本部長(71)は7年ぶりのリーグ優勝へ向けて、外国人4番打者の誕生を熱望した。
昨季は9月を首位で迎えるも同月に20敗を喫して4位に沈んだ。チームの打率・238、本塁打52本はいずれもリーグ最下位。415得点も同5位で、慢性的な貧打が課題に挙がった。シャイナー、レイノルズの助っ人野手2人が開幕早々にケガで離脱して、機能しなかったことも大きく響いた。
今オフは新外国人野手としてモンテロとファビアンの右打者2人を獲得。鈴木本部長は「1人でもハマるだけでずいぶん景色も変わってくる」と助っ人の重要性を強調しつつ、「4番で使えるようになれば。長打どうのこうのではなくて、(勝負どころでの)強さの部分に関して、外国人がいれば脅威になってくると思う」と期待を込めた。
26歳のモンテロはメジャー通算21本塁打の右の大砲で、守備は一、三塁が主戦場。ファビアンも26歳と若く、マイナー通算104発の中距離タイプの外野手で、新井監督は「タイミングの取り方がうまいし、柔らかさがある」と評価する。
2人はともに広島が「カープアカデミー」を置くドミニカ共和国出身。チーム内にはドミニカ人の通訳やスタッフがおり、早期になじめる環境も整っている。力を発揮できれば、悲願が見えてくる。