広島・矢野 自身初の全試合出場だ「遊撃のポジションをもう一回取る気持ちで」 師匠・菊池に結果で恩返し

 ハツラツとした身のこなしが、充実の日々を物語っていた。広島の矢野雅哉内野手(26)が14日、自身初となる全試合出場を目標に掲げた。静岡市内で行われている師匠・菊池らとの合同自主トレに参加中で「競争が激しくなる。誰にも負けないように、遊撃のポジションをもう一回取る気持ちで」と闘志を燃やした。

 昨季は自己最多137試合の出場で打率・260、2本塁打、38打点と飛躍した。今季に向けては「1年間ケガなく試合に出ること。まずはそのために体を作る」と143試合、グラウンドに立ち続ける土台を固める。

 その実現には武器である守備力の向上が不可欠だと自覚する。「キャンプ中に守備を細かく教えてもらうのは難しい。今の期間は聞けることもたくさんあるし、普段見られないところを見てもらって。そういった部分を成長につなげないといけない」。貪欲に師匠から教えを請いつつ「守備面を含め波があった。もっと捕球もスローイングも安定感を出しながらやりたい」と妥協することなく長所を磨き上げる。

 昨季は自身初のゴールデン・グラブ賞を獲得し「2年連続で取れるように」とタイトル防衛を自らに課した。昨年以上に鉄壁度が増せば菊池との同時受賞という夢も膨らむ。「(菊池は)プロ野球人生の中で僕自身が超えないといけない存在。ここからもっともっと結果を残して、恩返ししていきたい」と矢野。不動のレギュラーという称号を手に入れるべく、静岡で牙を研ぐ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

広島カープ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス